概要
オーストラリア人の留学生マイクには、日本はどのように見えるのでしょうか。ホームステイ先の家族との会話を通じて、マイクはこれまで気づかなかった日本文化を発見していきます。
目次
Story.1 It is now the season of sanma 今はサンマの季節なのですね
Story.2 Everyone is very busy 家族はみんなとても忙しいのですね
Story.3 Kenji’s small pleasures in life お父さんの小さな幸せですね
Story.4 Why do you want to be like everyone else? やっぱりみんなと同じがいいですか?
Story.5 The Japanese language is wonderful 日本語は素晴らしいです
Story.6 Will you put up with the situation rather than voice your opinion? 言わずに我慢しちゃいますか?
Story.7 Remove the excess to reveal the essence マイナスすれば本質が見えるのですね
Story.8 The Japanese spirit is hard to understand 和の心はとても奥が深いですね
シナリオライターからのメッセージ
外国人と英語で会話できたら楽しいだろうなぁ~と考える人はたくさんいると思います。長年英語を勉強してきたのに全然話せない、と思っている人も多いのではないでしょうか。
その原因はどこにあるのでしょう。単語力の不足? 文法力がないから? しかし原因は案外そんなことではなく、「外国人と何を話したらいいのかわからない」ということかもしれません。なぜなら「自分の中に、話したいことがしっかりとある」「どうしても、これを伝えたい」という気持ちこそが、コミュニケーションの始まりだからです。
日本に来た外国人は、自国との文化や習慣、考え方の違いに興味津々です。日本の中に住んでいたら当たり前のことでも、外国人の目から見れば、「どうしてそうなの?」「そこにどんな意味があるの?」ということが、日本の至るところに存在するのです。
このシナリオの中には、日本に来た外国人が、不思議に思うことをいくつか取り上げてみました。目に見える日常生活の習慣だけでなく、それぞれの世代の物の考え方や、周りとうまくやって行こうとする日本人の気配り、ちょっと辛くてもがんばる優しさや、家族の絆などもテーマに入っています。
現代の日本人のありのままの姿を気取らずに外国人に話せたら、きっと話が弾み、外国人もさらにどんどん質問してくれることでしょう。また、自分が外国へ行ったときも、その国の日本との違いに気づき、不思議に思ったことは質問し、日本ではこんなふうだと話せるかもしれません。
そうなれば、そのときあなたは間違いなく、その国の人たちに、日本を代表して話をしていることになるわけですね。